■忌野清志郎 vs.喉頭癌
だいたいの人間は長生きすりゃあ、いずれ癌細胞と闘わねばならん。その先も生きようと思うなら。亡くなった俺の親類を思い起こしゃあ、皆、癌でしたよ。思い付くだけで四人。ま、妙な事件に巻き込まれたり、事故で命を失うよりは幸せな逝き方かもしれないと思えるような時代になってきたけど。しかし清志郎師。RCよりTIMERSでの活動がズギュンときた世代の俺からしたら「あの人なら大丈夫じゃね?」と思わせるほどのパワーを秘めた人。あの年齢でばりばりフロントアクトばんばんツアーと言ったら他に小田和正師ぐらいしか思い浮かばん。ともかく最高にカッコイイおじいちゃんなのである。そんな師も年齢のせいか、今回の病気について「この新しいブルースを楽しめるように…」とコメント。若者を熱狂させてた頃の氏なら「ブルースを蹴飛ばせ」的コメントをしてたのかなと思うと少々哀しくもあるな。発売禁止騒ぎやテレビでのおまんこ発言が思い起こされる師ではあるが、そこまでいかずとも、復帰を信じてます。頑張って下さい。
 

 
 
まあ多くは書くまい。これは2006年7月に書いた俺の日記。この後、師は声を失う手術よりも抗癌剤による苦しい治療を選択して、約1年半後に完全復帰宣言。復帰後に師のステージを拝めるチャンスが一度あったのだが、見送ってしまったことが悔やみながら今日一日、RCとTIMERSを聴いて過ごした。もうどの曲が、パフォーマンスがベストかなんてアホらしいが「ベートーベンをぶっ飛ばせ」が脳裏に焼き付いてる。本当にカッコいいじいさんだったよ。ありがとう。
 
 

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