こだましたもどかしさ
2004年10月30日 友達悪天候のためバイトは中止になるも、
仕事道具を軽トラに積んで、バイト仲間と
豊岡入りしてきた訳ですが…
まず同行者の親戚の家に直行。
家屋倒壊は無いような現場周辺でも、
見渡すと溜息しか出ない。
床上浸水後の家って何度か見た事あるけど、
今回はやっぱ土砂がヒドイ。
やらなきゃならない事はいっぱいあることは
理解できるが、とりあえず土砂の掻き出し、
ゴミ出し、清掃しなきゃ始まらぬ。
と言うか素人にできるのはそれぐらい。
天候も回復したので9時〜14時まで作業する。
なぜか被災者の方に昼食をゴチになってしまった…
おまけに
人の良いばあちゃんは「何のお礼もできんでごめんねぇ」
だって。
その言葉にちょっと救われたような気がしたのが
恥ずかしかった。なんか無性に。
もちろん物見遊山的な気持ちは毛頭なかったけど
災害復興支援という確固たる目的もなかったので、
所詮、偽善に満ちた自慰的行為なのか…?
と思い悩んでしまった。
その後、やや離れたツレん家へ。
コチラは水害は回避できたものの、
裏山がせり出してて、危険度は高い。
おいおい、こんなに危ないなんて聞いてないぞ。
俺らが到着した直後、雨脚が強くなり避難指示が。
一同、避難所へ…
結局ひやかし程度になってしまい俺は凹。
解り切っていたけどやはり人間は無力だ。
ただの雨をこんなに恐れなきゃならない。
俺は馬鹿みたく振る舞ってツレを笑わす事しか
できなかった。
帰り道も二人、うまく言えぬもどかしさを抱えたまま。
邪念があって自分のちっぽけさを
再認識する事になるだろうけど、
暇が出来たらまた行こうと思ってます。
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