僭越ながら旋律に戦慄
2006年2月3日 読書俺、
三十路突入後
数年経っても
週刊少年誌が
やめられません。
そんな俺は
ジャン、サン、マガのBIG3に少々差をつけられている
木曜日発売の週刊少年チャンピオンがお気に入り。
(ま、BIG3も全部読むのですが)
マイナーアイドルのグラビアなど涙なくして見れませんし、
コアな格闘からシュール方面まで。社会派、アキバ派等
バランスがよろしい。
読者からの投稿イラストなんぞ見てみろ。ブッ飛ぶぜ。
あまりにヘタで。しかしソウルが胸を打って泣ける。
(泣いてばっかり)
とにかくメジャーフィールド予備軍の作家が満載の
秋田書店はコアマガジン(エロ系)と並んで要注目だ(笑
そんなチャンピオンで今週から
原作/手塚治虫の「鉄の旋律」が、作画/米原秀之で
「Damons(ダイモンズ)」として連載開始してました。
手塚治虫師、誰もが知るその筋では神格化すらされる
作家。一息では言い尽くせぬほどの偉業を成し遂げた
人だと俺も認識していて、師の作品は大好きです。
「火の鳥」「ブッダ」「ブラック・ジャック」などの
メジャー作は常に揃えておきたいと思います。
では、その「鉄の旋律」を皆さん御存じでしょうか?
では「アトムの最期」という作品は?
闇のように暗くて陰惨でまったく救いのない作品です。
師の作品は一旦世にでればヒューマニズム的なものに
くるまれがちですが、実はこのような作品にこそ、
本来遺したかったものはコレなんじゃないか、と思える
ほどの「熱」や、師の作家としての偉大さが読み取れます。
もしあなたが「手塚といえば鉄腕アトム」的なイメージ
しか持っていないなら、機会があれば是非、こういった
手塚ダークサイドに触れてみることをオススメしますよ。
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