重苦しい緒もブルージー
2006年9月30日 映画たまには映画レビュー。
『21グラム』をm+(CATV)にて鑑賞。
火曜日の話ですが、放送終了がAM4:00だというのに観了して
しまった。結果的に前回エントリ、虫歯欠勤はリフレッシュに
なって良かったのかもしれないな。(無理矢理)
なぜ最深夜なのに寝ずに観れたかというと、もともとショーン・ペンの「哀」の演技が好き
なのと、冒頭のナオミ・ワッツの「おっぱい」のせいだろう(笑)物語はソコから時間軸を
ぶった切り、過去と未来を右往左往する。ひとつの交通事故が変えた複数の人生を描いた話
で、重苦しく、暗いトーンなんだが、小オチ、中オチを短いスパンで見せられるから、先が
(または過去が)気になる展開で、こんな編集はヘタすると「友人の母親の従姉の知り合い
のお隣さんが・・・」みたいな退屈な話になってしまいそうなモンだが、そのへん巧かった
から観了できたのかも。のちに出てくるであろう「おっぱい」への興味も、もちろんあるが
ね(笑)その編集のおかげで、誰かひとりに肩入れしすぎることも無くフラット気味に今作
のテーマを受け入れることができるっつーのもあるかも。
そう、人それぞれの生命の重さを描いた物語でしたが、「21グラム」なるタイトル。これは
「人間は死ぬと体重が21グラム減る」という逸話からきてんだけど、これが結局はウンチク
どまりだったことが。。。結構、重要ワードとして意識しながら観てたんですけど。
その他は
●ベニチオ・デル・トロ、ブラピの兄貴か?ってくらい似てんじゃねーの。
●ショーン・ペン、やっぱイイ苦悶の表情するよなあ。泣き顔もイイなあ。
●ナオミ・ワッツ、幸福の絶頂→不幸のどん底を好演。巧い人だったのね。
●つーか、やっぱり噂どおりエロい(笑)おっぱい美しい。
てな感じ。最後にはイロイロ考えさせられるんだけど、俺的には、最後まで観れて良かった。
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