まさにレッチリまつりワッショイ(1)
2007年1月16日 音楽ララミさまに触発され、レッチリまつり開催中。
まず俺がレッチリを初めて聴いたのが十六年前。
ツレん家で、そのツレの兄貴が聴いていたのが
このアルバムだった。
ま、発売から少し経ってたし、バンドもすでに
有名だったんで知ってることは知ってたんだが、
二曲目「ハイヤー・グラウンド」が流れてきて
「これスティービー・ワンダーちゃうん?」という感じでテンションが上がったのをよく
憶えてる。そう、その曲はシングルカットされたカバー・ヒット曲でもありました。
ミクスチャー・ロック(当時はそんな呼び名は無かったけど)と言えばフィッシュボーン
やリヴィングカラーなどブラック・カルチャー側からのアプローチものしか知らなかった
俺は、その場は「へぇ〜」で済ませたものの、やっぱ気になって一週間後に買った。そう
そう、レコ屋で岡村靖幸の「家庭教師」を買うかPRINCEの「Graffiti Bridge」を買うか、
コレを買うかで迷ったんだよね。今思い出したよ。
(「Graffiti Bridge」は、http://diarynote.jp/d/28093/20050820.html )
で、このアルバム。昔からファンの方はもちろんご存じでしょうが、ちょっと書きます。
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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。高校時代から音楽仲間の四人、アンソニー(v)・
マイケル(フリー)(b)・ヒレル(g)・ジャック(d)がオリジナルメンバー。
グランドファンク・レイルロードやキッスなどをルーツに、西海岸らしくハジけたロック
を演る彼等、三枚目のアルバムがようやく売れだした頃に、ツアーを終えたアンソニーと
ヒレルはまたドラッグに没頭、その結果、オーバードーズでヒレルが死亡してしまう。
メンバーは深く傷付き、単なる偶然で死ななかっただけのアンソニーは外界を避け失踪し、
ジャックはバンドを去った。そんなボロボロの状態の中でも新メンバーのオーディション
は行われ、レッチリすべての曲を完コピできたというギターキッズのジョンと、レッチリ
なんて初めて知ったというメタルガイのチャド。アンソニーの復帰とともに新生レッチリ
は後に最強メンバーと言われるこの四人でスタートする。
しかし、そんな急造のメンバーで、仕事がはかどるワケがない。特にこの世界に不慣れな
ジョンは連日過酷なセッションを課すプロデューサーのマイケル・ベインホーンとの確執
を日々悪化させ、あらゆる人物間に気まず〜い空気が漂う中、この「Mother’s Milk」が
誕生するが、そんなゴタゴタでイイ材料が揃うハズなく、七曲目「Taste the Pain」の
ドラムはフィッシュボーンのフィッシュが叩いた曲だったり、九曲目(ジミヘンのカバー)
「Fire」は他の盤に収録済みだった曲だったりしている。
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イキオイ余ってながっ!しんど!
で、
俺的にはどうなんかというと、そんなもんメッチャええがな。全体的にまだロックロック
しとる(特にチャドのハードロック・マナーが大)が、ごった煮的な雰囲気も出てて◎。
で、
俺的にベストなのは、一、二曲目。彼等のお約束である宣言ソングと、カット曲で始まる
構成に初めて釣られた。「Good Time Boys」「Higher Ground」ね。若きアンソニーが
ソウルフルな「Subway To Venus」ロカビリーテイストな「Nobody Weird Like Me」
最新アルバムに入れても違和感ないだろうレッチリ流ミドル「Knock Me Down」そして
ロケンロー!!なアレンジのジミヘンのカバー「Fire」、あ、「Sexy Mexican Maid」
もイイな・・・ま、時代的なモンでボーナストラックはたいしたモンではないので、構成
的に前半が特に好みになるが、今聴いて「やっぱイイわ」と思える盤ですな。
そして、まだお祭りは続くわよっ!
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