まさにレッチリまつりワッショイ(4)
2007年1月19日 音楽レッチリまつり最終回。
ハイ、今回は「STADIUM ARCADIUM」九枚目に
して最新作、前回の七枚目「CALIFORNICATION」
から八枚目「BY THE WAY」を経て続けてきた超
壮大な「カリフォルニア三部作」の最終章。
しかも二枚組。さらに邦画とのタイアップもあり
耳にした人も多かろう。このへんは記憶に新しい。
俺的には八枚目を聴いて、七枚目で示した彼等のニュースタンダードを継続するのはまあ
イイとしてもジョンの意向がさらに色濃く反映されていく流れに抵抗を憶えてしまった。
(その頃は三部作だとは知らなかった)
で、今作を買う時も少々不安だったが、とにかくアオリが凄かったし、シングルカット曲
の「Dani California」のPVが気に入ってたので最悪ソレだけでも良かろうと買ってみた。
これまでの三部作のなかでカリフォリニアとファックしてきた彼等がそのカリフォルニア
を葬り去る上記「Dani California」と「Snow(Hey Oh)」からスタートするが・・・
プロデューサーが、あの神様仏様リック様だったので、もしや?とも期待したが、彼等は
予想以上に今のスタンダードを突き詰めていく内容に終始した。抑えたリズムにジョンが
寝そべった感じで坦々と続くので、俺は「責任者もといフリーを出せ!」と思った。
ってのが第一印象。レッチリ視聴の際、いつも俺ぁフリーの変態的プレイが一番の目当て
ですから。でもよくよく聴いてみると、やはり、フリーがポイント毎にはイイ仕事をして
る曲が多いことに気がついた。しかも、ミックスダウンがめちゃめちゃ凝ってる。ソレは
やはり神様仏様リック様の仕事だったのかと。ちょっと聴きではわからないような凝った
ミックスってけっこうリスキーなんで、彼等の作品だからこそ出来たんでしょう。そこら
へんがわからなかった俺って・・・
たとえば、カッテイングはめちゃファンクなのに他のパートが違ったり、アンソニーの発
する一単語だけにディスかけたり、サビ前のほんの一瞬だけベースラインが超テクニカル
になったり。。
とにかく聴きこむ毎に印象が違うアルバムなんだなー。現時点では「Hump De Bump」
「Slow Cheetah」「Torture Me」「Especially Michigan」「C’mon Girl」「Hey」
・・・アレ?特にフリーに注目すべき曲を挙げていくと、ほとんどがそうだ・・・
という、不思議なアルバム。
さあ「ギターギターしててツマンネー」とか思った人は、お手持ちの再生機器のモードを
中〜高音出力重視のJ-POP仕様から、低音重視に変えて聴いてみよう。きっとイメージが
変わるハズ。「そうまでして聴かなエエように聴こえんのか?」というアルバムではない。
「そうまでして聴くべきアルバム」なんですよ。俺ももっと聴いていきたいと思います。。
さ、うだうだ書いてきましたが、ひとまず、お祭りは終わりっ!
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