前回うぷ分の「プラネット・テラー」と二本立てという
設定のグラインドハウス企画、タランティーノ監督作品。
もう、ホンマ趣味全開で好き勝手やってる感じ。
随所にちりばめられた何かへのオマージュらしきものは
ことごとくわからないし、お馴染みの長い楽屋話シーン
も今回はハズし気味だが、単純に面白かった。
「プラネット・テラー」より俺は断然コッチだなー。やっぱり主人公がオッサン
だからかな？カート・ラッセルいいねー。キレてる後半の女優陣もナイス。
まあ、やっぱりタラ監督のオナニーを終始見せられている感じは否めないけども、
「考えたら負け」だと思うので。こういうのは。乗っかって正解。フィルムへの
ダメージ加工もなんか自然（慣れた？）だし中身も雑な感じがないので、むしろ
ガチ感ありありだ。キモのカーチェイス・クラッシュシーンもすごい。本編中の
カルト会話に出てきたあの作品も観たくなった。
おまけにタラ監督作品の音楽はハズレ無しっつーのがイイやな。今作もお得意の
ブルージーかつロケンローがカッコ良い。
あ、ちなみにこのグラインドハウス企画、公開順ならコッチが先らしい（物語が
交錯する箇所もあるし、時間軸でもコッチが数カ月か数年前）。二作品、続けて
観て「やっぱ単純なんが最強かも知れんな」みたいな感じだが、それでもコッチ
を後に観て良かったス。俺的に。
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