モンモン臭ぷんぷん賞
2008年10月8日 映画 コメント (2)今日は『ノーカントリー』だよ。アカデミー作品賞だってさ。
いやー好物の娯楽作品ばっかり、つーのもちょっとアレだし飽きてきたんで、大体どんなのか知ってて、苦手なジャンルだなーと思いつつもカッコつけて借りてみたさ。なんせ俺には猫並みの好奇心と我が身を滅ぼすほどの虚栄心があるんでね。その割に探究心とか向学心はないんだけどね。ははは。。。
で、なんやコレは。どう書けばイイかわからない。一言で言えば「難解」だが。
映画においても読み物においても人間関係においても、読み解けとばかりに行間を空けてこちらの反応をうかがうメンドいやつには興味がない。でも今作はなんか雰囲気が違った。作品としてなら、最後まで見させられた緊張感のある展開や明暗のコントラストが効いた色彩とか、なんだろうがなあ。とにかく「メッセージは受け取る側しだい」のようで「観客ひとりひとりの中で物語を造り出す作品」のようで。ちょっとイラっとくる。
俺の想像力や見解力不足なんかも知らんが、最悪な髪形のシガーは悪や不条理の権化というか人間の本質的な部分?もしくは社会が産んだ天災か?老人から見た若者像ってだけなのかも。淡々と生き、淡々と殺し、淡々と受け入れる。意味を求めるのは無駄無駄無駄。終盤に少年たちの小競り合いという今まで描かれてきた「新旧でそんなに変わってない日常」の要約を見せられ、例によってラストには答えを探すなど無意味なような投げかけがあるが、そんなアメリカン老人の壮大な愚痴みたいなものを聞き逃せずに何かを感じようとしてしまった。そのへん俺もOld Manに片足突っ込んでる?
そう原題は『No Country for Old Men』、病んだアメリカが前面にでてるが、国や時代が変わっても不条理や天災からは逃げられない。てか俺が生きてきた今までだってそうだった。もっと歳をとったら、もっと違う何かを感じることができるだろうが、とりあえず今は悶々MAXと書いておこう。
コメント
ハゲ君が「前から観たかった」つう事で借りたのですが、ハゲ君の見終わった時の感想が
「何じゃこりゃ・・・」でした。(笑
以前、もう消してしまった私の日記でレビューした、
金熊賞をとったマグノリアという映画を見終わった時の感じに似ていました。
淡々と人を殺していく映画は随分前に浅野忠信主演のHELPLESSという
映画があって、あの感じに似てたような気もするんですが、
まだHELPLESSの方がマシだったように思います。(^^;
この映画は僕にはちょっと早かったような気がします。もともと狂った世に生まれたせいなのか、移り往く世を憂うよりも我が身のことで精一杯な生活しかした事が無いからかも知れませんね(笑)
さすがに殺したり殺されたってのはあまりないけど。ちなみに僕、あの殺し屋と髪形かぶってます(サイアク!w)
あ、副業の件は大変でしたね。僕も継続してバイトをもらうのが大変になってきてて来年はヤバいかも。