FUNNY FAMILY in ZOMBIE FANTASY

　
「Shaun of 〜」観たら次はコレだろうと『ゾンビーノ』に挑戦。

過酷なゾンビ戦争に勝利した人間たちは、ゾムコン社が開発した調教首輪でゾンビを従順なペットとして、一家に一体（?）飼っていた。少年ティミーの家でも、ママの希望でゾンビを飼うことに。ティミーは、いじめっ子から助けてもらったのをきっかけに、ゾンビに「ファイド」と名付けて友達になる。だが、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまったことから、やがてとんでもない事件が巻き起こっていく─。

人間とゾンビの共生する世界っつーのは「Shaun of 〜」の流れを？で俺的には完全にツカまれている。街・人々が時代的には50sっぽいビジュアルでアメリカンファミリードラマっぽいタッチもいいねー。ホンワカ度合いもゾンビものにしては今までにないエリアまで振ってるのは新鮮だし、ティミーとファイドは好感を持てるキャラクターだし。なのでクライマックスで「ファイドがんばれ！」と予想外の自分の盛り上がりもあったし、ラストがなかなか良かったのでファンタジーもんとしてGOOD！なのでは。なかなか楽しめた。

でも出来過ぎだった「Shaun of 〜」と比べてしまうと、ほぼホラー要素は無いと言っていいぐらいのドラマ比重のせいでモノ足り無さを感じる。ってのも正直なトコロ。ゾンビのお食事シーンなどもあるにはあるのだが、クラシカルなモンスター映画を茶化してるだけのような描写になってるし。という残念といば残念な点もあるので「Shaun of 〜」を☆☆☆☆とすると、今作は☆☆☆といったトコロ。