CHANT of the CHANCE for CHANGE
 
さて、政治に関して無知な俺も、アメリカの歴史的瞬間を、かつてベルリンの壁が民衆の手によって壊されてる映像を見た時と同じような心持ちで見てるわけだ。うらやましくも思える熱狂具合。パワーあるよな米国人。しかしオバマ氏もこの難しい時代に全世界のいろんな期待を背負ってあのスピーチ、スゴイね。俺なら内臓吐くか脱糞しちゃってるね。

で、関連ニュースに絡めて、度々キング牧師の「I Have a Dream」映像が流れる。
http://www.americanrhetoric.com/speeches/mlkihaveadream.htm

が、あれは1963で、まだ45年ほどしか経ってないんだねえ。と思うと同時に、17〜8年前、神戸・夜の踊り場で知り合ったジージー(自称ラッパーのアフリカン・アメリカン。たしか5コぐらい年上だった)を思い出す。

一年間ぐらい週に二日は店で会って挨拶を交わす程度だったが、ある晩に「日本人はスゲーんだ、おめーらを誇りに思うぜ」みたいな事をラップしてて、後からソレは1919のパリ講和会議のこと(日本人が連盟規約に「人権平等の原則」を盛り込むことを主張し、国際会議の場で初めて人種差別にNOを突き付けた有色人種になった)をラップしてたって知った。まあ「へ〜、昔の日本人もパワーあったのね」ぐらいのもんだが、ジージーも今どこかでこの瞬間を過ごしているのだろうか。って感じで。

で、オバマ氏。スローガンはCHAGEでYES, WE CANという反ブッシュ気運に火をつけるにはうってつけの文句だったようだが・・・まあ、まだ仕事をしていない今からアレコレ言うのはまさに早計というものだが、どうなんでしょうね、このCHAGEの先。日本人として人種云々は喜ばしいことと受け止めるが、景気面で専門科筋には不評だった経済対策や、外交面でイラク撤退〜イランと対話という若干非現実的なプラン、「戦争待ち」ともとれるこの不安だらけで火種だらけの世界情勢、まあ好転はしないまでも悪化への抑止力はありますかね?不安をおぼえるというのも正直なトコロ。ましてや日本はブッシュの片棒(←言い過ぎ?)担いだんだから・・・

変革には付き物、四年計画のいわゆる「痛みを伴う」政策もそのうち出てくるだろうし、誰かのブログか新聞だったかで読んだ記事によると、大統領が替われば、その後二年間ほどダウ平均が下落する傾向があるらしいし・・・と、ここまで行けば不安を完全に超越した妄想だが、もし、なにか相当なサプライズを用意していたりしたら、と思うと、やはりコレはチャンスなんだ、と思えなくもない。やっぱ妄想かな?

とにかく期待感ばっかりにフワフワしてられないぞ。要注目なのは間違いないが、もちろん日本人にとっては日本の出方が最重要なんだし。ってことだ。
 
 
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オバマ・ストアがクリアランスセール中(なんか笑)つかプレジグッズにも期待できそう。ポスターはオサレ。日本もこうありたい。
http://store.barackobama.com/Artists_for_Obama_s/1018.htm
 
 

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