片手間シネマ vol.4

　
なんか、めっさ雨ふって蒸し蒸しですな・・・え？まだ梅雨なの？

さて、まだ書きますよ片手間シリーズ。
　
　
「悪魔のいけにえ」☆☆★
子供の頃にテレビで観たから観賞済みってワケやない、つーのがわかった（笑）記憶ミスが恐怖感を増大させてたのかなぁ。やっぱ今観たら怖くはないですね。前半のヒッチハイクのくだりがすっぽり抜けてたから、ララミさまとのやりとりで「草原が映るのは数カット」とか書いたんですが、単なる知ったかでした。スミマセン・・・最初の惨劇は太陽光の差し込む室内ではじまり、のどかな風景の中、ある家の中ではえらいことになっているというララミさまの記憶通りの展開なんだが、グロどころか血すらあまり映らない作品ながら、しんどさは格別の感あり。後半（夜間）はほぼ絶叫+恐怖に歪む顔（というか眼球）への執拗なカメラの寄り、もう追い付くか追い付かないかの絶妙な距離でチェーンソー持って追う狂人「レザーフェイス」の執拗なまでの追っ掛け。「もうやめてくれ〜」って感じでドッと疲れた（笑）
印象的なシーンも多数あり。たぶん後々、所々でオマージュされてきたからか、シャッターをビシャーッ！と閉めるシーンとか狂気の食卓の長回しとかは凄惨なシーンに直結せずとも恐怖感いっぱい。ラストははっきり憶えてたけど、改めて秀逸だと感じた。ネタふりやボケも随所にあるのでツッコミ体質な人なら笑いをいただくつもりでも観れるし（笑）やはりホラー・クラシック、褪せてないねー。
　
　
「ヘルボーイ2／ゴールデンアーミー」☆☆★
前作は単体レビューを獲得したが（http://28093.diarynote.jp/200905131416061994/）、今回ちょっと降格やねえ。もう人間をとっぱらって怪物同士の見せ場だらけにしたのは良かったしテンポも悪くなかったが、前作のクロエネンのように惚れてしまうキャラが居なかったのと、異界シーンが多過ぎてロック感やＢ級感も無くなったこと、それと前半のかっちょいい剣技で銀槍王子のポテンシャルに期待持たせるように描いといて、クライマックスのタイマンでは詰めた間合いで如意槍わざわざ長くして闘うオマヌケさんという、格闘アクションがヘボすぎた。セガール先生を見習えと言いたい。
　
　
「復讐者に憐れみを」☆☆★
復讐三部作の一になる。二、三と面白かったので、一を観ないっつーのもアレだから観てみた。予想通りの救いの無い復讐の連鎖が展開される因果応報モノって感じだが、本作は復讐する側・される側双方の理由を明らかにしながら情念たっぷりに話が進むので、人が鬼になる哀しさも、鬼にさせる愚かさも充分に伝わってくるし、見せ方にエンタ性もあるので、むしろ食い気味に観たのだが、観終わったら「・・・で？」ってなっちゃうんだよな。なんでだろ？飽きたかな？なんか薄い気がしてまうんだよな。ちゃんと一から順を追って観るべきだったかも知れん。ま、ペ嬢がさらっと脱いでるのが良かったので☆一個UP。
　
　
「1408号室」☆★★
ああー、やっぱキング先生の原作は相性悪いのか、導入部の部屋に入るまでのサミ−氏とジョン氏のやりとりとかはスゲー良くて、オチも良かったものの、途中の展開がイマイチで寝そうだった。空間自体がアレで中の人が精神攻撃を受け続け、狂気に・・・という展開は、どうしてもジャック氏＠シャイニングと比べてしまうけど、ほぼ全編ジョン氏の劇団ひとり状態ってのは悪くなかった。ただ、部屋の仕掛けがチープ過ぎて恐怖感が全く伝わってこないのが退屈なんだよな。ギリ☆。
　
　
「死ぬまでにしたい10のこと」☆★★
残念ながら登場人物にまったく感情移入できなくて、ひたすら退屈した。なんとなくラストが気になるので最後まで観たが、ただ泣かすためだけの演出がないとこは好印象だった。これもギリ☆。
　
　
＝＝＝＝＝
　
　
「ワイルド・バレット」「アンダーカバー」「彼が二度愛したS」、無☆。

さて今後は、名作100選100円byツタヤに乗っかっていきましょうかね。