ホップ・ステップ・クラシック
2009年9月9日 音楽 コメント (4)一昨日からスティクリ関連盤を探すのに深夜タンス内でゴソゴソやってたら、いつのまにかヒプホプクラシック(主にゴールデンエイジ)の方に軸が変わってて。そんなちょっとだけあるある備忘録。リンク大量(これでも一部ですが)なのでトバシで夜露死区。
The Jimmy Castor Bunch - It’s Just Begun
http://www.youtube.com/watch?v=qj9RCRtq46g
Sugarhill Gang - Rapper’s Delight
http://www.youtube.com/watch?v=diiL9bqvalo
Kool Chip & Chuck Chillout - Rhythm Is The Master
http://www.youtube.com/watch?v=pr19jIAJK4U
Beatmaster Clay D & The Get Funkey Crew - Do Your Duty (Club Remix)
http://www.youtube.com/watch?v=0tdTtYgbPbQ
My Philosophy - Boogie Down Productions
http://www.youtube.com/watch?v=__wcaa-LBkc
Doug E Fresh - Play This Only At Night (Radio Version)
http://www.youtube.com/watch?v=VW_VOH8GWtQ
Eric B. & Rakim - Juice (Know The Ledge)
http://www.youtube.com/watch?v=NNBjKWV65Qc
EPMD Feat. K-Solo & Redman - The Head Banger
http://www.youtube.com/watch?v=NWSxSu8FPxw
Pete Rock & Cl Smooth - I Get Physical
http://www.youtube.com/watch?v=reH8hWX8s6M
Grand Puba - I Like It
http://www.youtube.com/watch?v=loq5D9u4nZo
Da Bush Babees - We Run Things (It’s Like That)
http://www.youtube.com/watch?v=DXI9fEhq4oE
Jeru The Damaja - Ya Playin’ Yaself
http://www.youtube.com/watch?v=XBxiz497kas
Square One - State Of The Art
http://www.youtube.com/watch?v=JBfBLY9vO5w
J Dilla - Think Twice
http://www.youtube.com/watch?v=3Z2vMBuOxFM
=====
つかさ、最近めっきりCD売れてへんみたいやなぁ。ま景気どやこやもあるやろけど、俺もなかなか買わんようになったし。ちょっと若いコとしゃべってて思たんやけど、動画サイトでの試聴メインで、現場にも行かず、音源買わず、落として聴いてもMP3、iPOD。いや時代の流れやから否定もしないし悪いとも思わないけど、桑田のライブで目をキラキラさせてるような五十代にはなれないだろうな、と思うとちょっと寂しかったりもするが・・・
私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて、「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。
【Q】でも、本当に大事なものはいくらかそこで失われたのでは?
何かは失われたし、何か別のものが得られただろうね。特に私の世代で失われたものは顕著だね。なぜなら、私たちにとってレコードは極めて重要なもので、レコードによって文化的なポジションが決められていたし、レコードの嗜好によって人との付き合いも決まった。レコードは文化的な会話の中心を占めていたんだ。その理由の一つは、レコードは金のかかる趣味だったからね。当時は高くてたくさん買えなかったから、それだけお金をかけるならば、真剣になるし情熱も持つようになる。そして、真剣になって情熱を持った分だけ、恩恵も受ける。だが、今や音楽は水のような存在になってしまった。事実、水より若干安くなっているし、音楽に対してはまったく異なる態度が生まれている。この新たな態度の健全な部分としては、さっき説明したように、偏見をまぬがれた差別のないフィールドが生まれたことだね。音楽は以前ほどはイデオロギーの重荷を背負わされなくなった。例えば、ABBAを好きな人は政治的に格好悪いとされたり、ベルベット・アンダーグラウンドを称賛するのが不可欠だとされていた頃のことを思い出すよ。そういった多くのものは過ぎ去ったし、過ぎ去って良かったと思う。
【Q】それだけでしょうか?
いや、他にも引き起こされたことは、音楽が事実上無料になったことで、コピーできない部分に価値が置かれるようになったことだ。例えばパフォーマンスに関して言えば、ここ数年においておそらく今までにないほどイギリスではライブパフォーマンスが盛んになっていて、バンドはパフォーマンスを真剣に受け止めている。彼らはパフォーマンスのプロモーションをするためにレコードを作るんだ。私たちの時代は、レコードのプロモーションをするためにパフォーマンスをしたものだった。再びパフォーマンスが活性化して注目すべきものになり、全てのレベルにおいて重要になった。大物のバンドがやってくるときはサーカスが街にやってくるときみたいだし、実際に彼らがやっていることその通りなんだ。様々なフェスティバルも以前より増えている。そうした場所は若者にとっての一時的な新しいコミュニティを生み出していて、私はそれが好きなんだ。素晴らしいことだと思うよ。
ちょっと引用しすぎか(汗)イーノ氏のインタヴュ−(http://www.timeout.jp/jp/travel/aroundworld/article/4)より。さすが生き残ってる職人さんはすでにフラット化を冷静に受け止めながら時代にフィットしまくってるのであった。もうええ歳の人間が言う「クラシック」というのもアヤしんもんなんやな、すでに。つか、これはアレか?『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』 ていう、アレやろか?俺、自信ないなあ。
コメント
おもしろい変換になりましたのでそのままで)は、
debageの愛ライキットをサンプリングしてる曲を
探してた時に、巡り合って、イケてるなあと
思いました。ゴールデンエイジってどのへんの
時代なんですか?
しかもデバージとは守備範囲広いっすね(汁)。Grand Pubaはソウルネタを駆使した歌心満点な曲が多いっす。ソロになる前のグループ、ブランド・ヌビアンの「Hold On」(ネタはシンプリ−レッド)なんかもオススメですよ。って蛇足、蛇足。
ゴールデンエイジ、僕は俗にミドルスクールと言われる80年代中〜90年代初頭だと思って書いてます。5〜7年ぐらいで各スキルが急激に進化したとか、スタイルが爆発的に多様化したとか、数えきれないほどの名曲が生まれたとか、そういう時期ですね。ヒプホプ史においても重要な時代ですが僕にとっても青春の1ページです(笑)。
ところどころ、しってます。ぱぶりっくえなみーとかー。
naughty by ネイチャー(つづりあってる?)とか、
ブラックシープとか?最近の日本のhiphopアーティストも
サンプリングしたり、まんまパクリしたり、してますね。
heartsdalesってASAYAN出身の姉妹ラッパーの活動中期
の曲は、そのへんの世代のアーティストまんま使い、
多いです。
Heartsdalesって客演でよく耳にした記憶があるんですけど、ASAYAN出身だったんですかー。知らなかった。バーバル(m-flo)が主なプロデューサー?だったかと。Doubleとも演ってたりしましたっけ。僕的にあの辺は「悪く無いんだけど、なーんかイジりたくなる」世代ですね(笑)