片手間ドラマ vol.2

　
「ハゲタカ」☆☆★　http://www.nhk.or.jp/hagetaka/
うーむ、キャストのハマり具合が奇跡じゃないか？目ヂカラ俳優を集めて顔への寄り中心のカット割りは、技術的にアレな部分の裏返しかも知らんけど、画面の彩度のメリハリも相まって迫力があってグッドだった。あまり馴染みのないテーマ、つか俺的には殆ど未知の世界だからツッコミどころがわからない、っつーのもあったが、チラっと映るだけのプレゼン資料なんかの作り込みもちゃんとしてる感じだったので、リアル感があって集中力を乱されることがなかった。いやまあ、そんな諸々より演者さんたちが素晴らしいのが一番だけど。特に大森南朋氏にシビれたね。映画版のＤＶＤも観賞決定ですなコレは。
ただ、ただひとーーつ！、本来この作品☆☆☆です。なぜに減点？かと言うと、ＤＶＤ一巻につき一話しか入ってないからじゃボケェーーー。フツー二話入れんべ？レンタル料が倍やで倍！。ソコはＮＨＫ、頼むでホンマ。
　
　
「監査法人」☆☆★　http://www.nhk.or.jp/drama/archives/kansahoujin/
ハゲタカよりさらに馴染みのないテーマ。ド素人の俺でもさすがに「これはマズいんじゃないか」と思えるところがアチコチあったので、職業会計人のみなさんにはツッコミどころ満載だったと思うが、コチラも面白かった。ただハゲタカと比べてしまうと、セット・小道具類が貧相、そしてどうしても俳優陣がなぁ。塚本・松下のメイン両氏のハマりが浅かったかと。奈緒タン可愛かったけど。「つきあってください」という俺を「承認できません」と冷たくあしらってほしいね（ふられたいのか）。
ただ、ＤＶＤ一巻につき二話入れろっつうのマジで。パンピーなめんなＮＨＫ（パンピーは死語ですかそうですか笑）。
　
　
「天国の階段」☆☆★
何年か前に地上波でやってるのはチョイチョイ見た記憶はあったが、盆からやってるキョ−ラクのＣＭ見ててなんか興味わいて、俺のオカンよりも韓流マスターなジモツレにＢＯＸ借り。内容は、ビビるくらい「逆・冬ソナ」（冬ソナは以前に観了）。まあ言えるのはチェ・ジウの泣きってスゲーんだなあって事だ。やっぱ完全に失礼ながら小馬鹿にしたテンションで見始めるワケですよ。「ありえねー」「街なかのシーンやのに人払いぐらいしろよ」「このエキストラ何回うしろ通んねん！」「サンウお前ブサイクやなあ」「オマエラ皆して家政婦（市原悦子）か！」とかツッこむワケですよ。でもジウ嬢の泣きが始まったらチクショー君からもらい泣き。ラスト数話はジウ嬢が泣き通しだった（全体的にも七割がた泣きのシーンですが）のに加えて、シン・ヒョンジュン氏（ええ役者！）にも感情移入してもうて、もう俺、泣き疲れた（笑）そう、入ったモン勝ち。そういう楽しみ方をすべきドラマだと思いますな。