読書の秋も終わりかけてますが、『赤い指』東野圭吾 読了。
ハードカバーの装丁グッドです。読んだのは文庫ですが。しかし久し振りの小説。ガリレオ原作がなんとなく合わなかった(ドラマと映画は良かった)俺だが、加賀シリーズにも手をだしてしまった。気になってはいるもののスルーしてたんだけど。無難にちょっと短かめのコレを(笑)しかもシリーズ本流ではなくスピンオフっぽかったっす。
しかし・・・最後は涙を堪えつつ(電車なので)読むことになるとは・・・
読者のライフステージによって感想はかなり左右されると思うけど、たぶんドンピシャじゃない俺的にも結構キたなあ。殺人事件を中心に置いてますが、ハウダニット・フーダニットでも、推理ものですらなく、テーマは「家族」です。けっこう先が読める展開なんだけど、舞台となる前原家の家長である昭夫の、ギリギリな状況の心理描写がたまらん。妻の八重子とともに終始腹立たしい。と、同時に身につまされたり。「こんなん二時間ドラマじゃん」て言うてみたらそれまでのライトノベル、でもバンバン情景が活字から出てくる作品だな、と・・・つか俺ぜんぜん読書家じゃねっスけどね(汁)
ともかく面白くて一気に読んでしもた。レイクサイド・マーダーケースやXの献身にも通ずる東野作品のニュアンスを感じた。このような、いわばホワイダニット的?なのが俺のストライクゾーンなのか、ラストの加賀親子のエピソードもなかなかにイイ余韻を残してくれたし、大満足っす。なワケで今また加賀シリーズ読んでます。
コメント
最近はビジネスシーンでもおなじみになって来て、実はブログなんかよりずっと軽いし、使い勝手がいいので大好き。
ところでtumblrはいいですね!あたしも登録してみよう。。
ま、twitterは特に残すもんでもなく、特に重いコミュニケーションも発生しないってのもイイところなんでしょうね。実感はまだまだですが・・・
tumblrは8ヶ月ほど使ったんですが趣味のネタメモとしては使い勝手よかったス。ただ、3ヶ月も経つと膨大なクリップ量になるのでマメにタグ打ちしておかないと「あれ何処いったかなー」状態。で、再登録した次第です(笑)