片手間シネマ vol.8
片手間シネマ vol.8
片手間シネマ vol.8
 
年末からのまとめ。大型連休なのにあんまり観なかった。ロスト第5季のせいさ(笑)
 
 
「グラン・トリノ」☆☆☆
各方面で絶賛されている通りの男の映画だった。負の色が強過ぎると感じるのは世代のせいだろうか?とも思うが些細なことは超ストレートなストーリー展開にかき消される。良い脚本を良作に仕上げるのって意外に難しいのかも・・・と思わされる映画って、最近の作品には割と多いように思うのだが、今作は、なんのこたない「男は黙って真っ向勝負」で良いんだよ、と思わされる作品だった。発せられてるメッセージというものは本物の絆であったり男が後世に遺すものとは?というものなんだろうが、イーストウッド師の役柄、ってかソレ本人そのものでしょ?てぐらいのフィット感(当たり前か)と、観客が彼をハリー時代から知ってるといったところからくる錯覚にも似た引きの強さであっっちゅーまに哀しくも美しいラストまで観てしまった。09年のシメにと、わざわざとっておいて正解だった。文句無し☆三つです。
 
 
「その土曜日、7時58分」☆☆★
テーマは家族。最近多いんだねえ、このテーマ。とある兄弟がそれぞれピンチを迎えてから家族が崩壊するまでを描いてて暗い。なんで正月早々こんなの観てしまったんでしょうか(笑)でもそれなりに面白かった。時間軸切った貼った編集だがそれぞれパート分けがきっちり出来ているので問題ないし、出演陣の演技力も大きい。似ても似つかん奴らがテンパったとたん顔がそっくりになって「家族やなあ」と思わされるんやもんな。俺はやっぱ兄貴に感情移入して観てたので「殺したいほど憎くても引き金は引けない」的な描写には頷かされるも、まったく共感できないラストにずっこけちまったが。
あとマリサ・トメイが良かった。なんでも「レスラー」に出てるそうなので要チェックやね。
 
 
「フェイク」☆☆★
レンタル100円シリーズから。つか数日後に地上波でやってて損した気分(笑)アルパチ、ジョニデ両氏にはもちろん文句無し。ただ短調かなあ。観るシチュエーションにもよるでしょうが、心理描写をもっと出しても良かったのに「元が実話」ってことで余計に制作側の足枷感が出てるような気も・・・て昔の作品ですしね。そこまで言うのはフェアじゃないかも。いや、観ごたえはありました。主役両氏はいわずもがな、マイケル・マドセンもシブかったっす。
 
 
「デュプリシティ」☆★★
クライヴ・オーウェンを繋げてみようと思ったが・・・こらアカンわ。つかジュリア氏が俺的に好きなタイプじゃないのが災いしたのか、わざわざ複雑にしてるっぽい展開がアレだったのかわからんが、イマイチだった。あれー?クライヴ・オーウェンもっと良いセンなんかと思ってたけどな。
 
 
「ザ・バンク」☆★★
同上。 ナオミ氏で加点可。これは画が良かった。撮り方も凝ってたし、ムードあるシーンと意外にド派手な銃撃戦のメリハリも効いてたし、話も良かった・・・と思う。実はところどころ寝てもうたんだよな。上記作品よりは面白かったと思うので再観の余地あり。

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