His lifetime size is... vol.2
2010年3月29日 映画白夜行(DVD)観了。やっぱドラマサイズだと一瞬ですな。
原作(未読)とは構成から何から違うようですが、面白かった。ちょっと「せつな系」の描写はいりすぎかなーと思うけど。
なにかと恵まれない環境で育った人間が、それを理由に悪なり正義なりに汗水たらす、東野作品ではデフォルトのようですが、ソコでまず入っちゃうんですね。
後は言い訳っぽい事をドラマチックに書き立てながらも、悪事に手を染めちまったら必ず天罰は下される、というところに哀愁を漂わす東野作品ルール(原作未読ですが汗)にも沿った展開、わかっちゃいるけどソコでハマっちゃうんですね。
で、回を追うごとに速くなってく展開スピードでラストまであっちゅーま。つか山田くんと武田氏でしょう。やっぱ。もう鬼と化した登場人物しか残ってない最大のクライマックス、歩道橋上での二人の対峙は圧巻でした。
「あの時ああしなければ」「あの時あんな事が起こらなければ」「あんな親の子として生まれなければ」というようなもんは誰にでもあることでしょうし、なんぼ理由があろうが悪は悪だ、弱え弱え。そらそう。そらそうやけど、そんなこと本気で言える人はよほどの幸せもんか宣教師ってとこでしょう。そんなあるあるで泣かされてしまうなんて・・・俺の涙腺どんどん弛んでいくぞ。人生ってしんどいなあ。
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