片手間シネマ vol.12
片手間シネマ vol.12
片手間シネマ vol.12
DVD観賞記録(印象的だったやつだけ)
 
 
「インセプション」☆☆★
まあ夢だからなんでもありだろ、という最大のツッコミどころをスルーさせる面白さがあった。夢の設計というコンセプトと見せ方(街がぐにょーんとかゴゴゴゴゴ・・・て感じ)が好みだったのが大きいと思う。あとケンさんのサイトーという役柄が想像以上に良かったのもあるかな。まあ夢だから、というのを逆手にとれば「実は最初からコブの夢」とか「最初からサイトーの夢」とか、観客が独自の組み立て方で楽しめる。もっと言えば「ロバートの第一階層が実はサイトーの第二階層で、そこからコブの第二階層に入って行く」というハイブロウな楽しみ方もできる。それを踏まえてのラスト「独楽が○○○○い」にしたんだったら、かなりクリエイティブ。
 
 
「プレシャス」☆☆★
今作を作るにあたって各方面の障壁が第二第三とあったらしいが、そこを越えてまでこんな映画が作られる。そんな事実や世の中を憎みたくなる作品てとこかなあ。こんな映画やだ。観てることしかでけへんねやしモヤるだけやし。俺は正直なところ社会派映画なんかいくらでもあるし日本にもあるし現代の方が病んでるし(今作は八十年代ハーレム)...と思ってる。負の感情の連鎖を断ち切って逆境から這い上がってボロボロになっても云々のシレっとした感想なんかは無いし、面白くもなかった。それでも観て、ボッコボコにされて、何か意味があると感じさせてくれる映画だった。マライアとレニクラはパッと見わからんぐらい演技できてた。まなんと言っても主人公プレシャスの母親役、モニークの怪演。知っておきたいのはモニーク自身も兄からの性的虐待を受けていたと告白してること。
 
 
「アヒルと鴨のコインロッカー」☆☆★
伊坂作品追いで観た。終盤になるにつれてテンポアップして、序〜中盤でのどうでもよかったと思えてた小さなイベントが意味を持ってくる感じは原作を読みすすめる感じに似てる。キャストはアレだけど、ディラン云々や、あえて安っぽいオシャレ気取った台詞まわしとか、らしさ爆発で原作ファンは嬉しかろう。俺も楽しめた。なのになぜにヒットしなかった?みんな地味すぎて序盤を越えられなかったのか?あ、瑛太の着てるジャケットかっこ良かったなあ。
 
 
「告白」☆☆★
原作を読んだ感じでは森口先生は冷徹な復讐モンスターという印象だったけど、娘が殺害されるシーン等をファンタジックに描いたことや、感情的シーンを盛り込んだことで、さらにグチャグチャになったかなあ。テーマ多方向感が出ちゃった。気持ち悪く感じる人にはとことん気持ち悪く感じさせる、という突き抜けたものが欲しかった。んでも俺的にはまあまあ面白かったす。
 
 
「プレデターズ」☆☆★
振り切りは良かったしヤクザもかっこ良かったしローレンス・フィッシュバーンの使い方も良かった。ストーリーてかオチすら求めない映画ってやっぱイイね。テンション的には戦隊モノ見る感じで。エイリアンとのカラミはもう止めてこの路線でダラダラいこうやw次作の監督ももちろんロドリゲスで。
 
 
「第9地区」☆★★
これわりと期待したんだけど☆1個で。この系統にありがちな「おまえ、宇宙船つくれるほどの技術あって、んなヘボいわけないやろ」というモヤを振り切れなかったかな。もうそこまでの映像技術あんねやったら寄生獣つくれや。て言いたくなるw
 
 
「ベストキッド」☆★★
ジェイデンくんはイイね。ゲゲゲの鬼太郎がハリウッドでリメイクされるとしたら、彼に鬼太郎やってもらいたい。あ、この映画はただの親バカ映画。
 
 
「BECK」☆★★
評価できるのはコユキの歌シーンの音をカットしたことと、真帆役の忽那汐里がかわいかったことと、かろうじて微量ながら南光師匠とカンニング竹山が原作のニオイを吹き込んでくれたこと。あとはクソ。堤監督...またか。て感じ。

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