片手間シネマ vol.18
片手間シネマ vol.18
片手間シネマ vol.18
なんか気付いたらブキくん出演作たまったんでまわしてこか。

=====

「黄金を抱いて翔べ」☆☆★
クライムアクションというか、チーム組んで盗みをやらかそうってよくあるジャンルのもの。俺的には好きなジャンルですな。しかも井筒監督、これは準新作でも借りちまう(笑)。内容的には最後までキッチリ楽しめたんだが、強奪手法が泥臭くて荒っぽいし、北のスパイ&公安のバトルもあるし、浅野くん男の角刈りだし、時代的に昭和50年代ぐらいって感じがするので、そう仮定して観るのが吉、って感じ。それとブキくんがワイルドでいいねえ。こんな役もっと演ればいいのにな。あとはチームのキャストにチャンミンと溝端くんという不安要素が二点あったが(失礼w)、全然問題なかった。余韻に浸りたいエンドロールで安室ちゃんってのはいただけなかったが。

「愛と誠」☆☆★
え、あの古典を三池監督が昭和歌謡演劇に?それは買いだろう。と、やや前のめりに鑑賞した。序盤の、なるほどね!って感じは後半までもたなかったけど、喧嘩シーンのカメラワークや編集とかは三池監督らしさが効いてるし、武井ちゃんはじめ女優陣も大野ちゃん以外みな良かったし、最後まで楽しめた。ただまあ付き物なんだけど、原作を知ってる者としてはどうしてもコンプ感がキャラの薄さに直結してしまう。無理な話なんだけど(ガムコは良かった)。さらに欲を言うなら歌謡場がちょい長いか。トータルでは市村さんとか達者な人のパートが逆に浮いてる印象だけど、個別に観たら全部いいので、ストーリーが止まることにダレ感が出ないように最初のサビまで、もしくは歌詞を説明調に変えてでもストーリー進行を歌謡場に組み込む松子方式だったら☆三つだったかも。

「約三十の嘘」☆★★
だいぶ前の作品ですが、ちょっと前に地上波放送してたのを録画してたので。で、うーん、グラフィカルでスタイリッシュなオープニングと、面白い密室劇になりそうな序盤で、詐欺師の出し抜きバトルを期待してしまったら結果ラブストーリー寄りのドラマ展開でガッカリだった。冒頭の、昔の大阪駅構内とかが懐かしかっただけで、中盤以降退屈なまま終わってしまった。

「悪人」☆★★
人間の悪と善のゆらぎ的なものにフォーカスしてるのか?苦悩か?不条理さか?なんかとっちらかってコレといったものがない感じがするなあ。ブキくんのキャラはリアルなようでいて、ちょっとしっくりこないし、満島ちゃんのファンタジーシーンも柄本さんを薄くしてる気がする。まああんまりケチつけるのもアレなんで、それぞれ孤独を抱えた「出会ってしまった二人」の恋愛もの、として観るのが吉かな。深津ちゃんよかったし樹木さんも相変わらず素なのか芝居なのかわからんままとにかくクオリティ高い存在感でしたが。

「スマグラー おまえの未来を運べ」☆☆★
画はスタイリッシュでキャラづくりもクールで楽しめる。特に永瀬正敏、安藤政信はサイコー。松雪泰子、高嶋政宏も良かった。でもま、それだけだけど。肝心の主役ブキくんのハマりはまあギリだし、満島ちゃんに至ってはアウトでしょう。まあハマらない満島ちゃんってのも今現在レアかも知らんので一見の価値ありか?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索