片手間シネマ vol.19
2013年11月30日 映画
「その夜の侍」☆★★
キャストがいいゾーンで仕事してる面々なので期待してしまうが、うーむ。俺の神経では納得いかないことが多かった。今作のようにいびつな縁で繋がってしまった人間たちのドラマは多いと思うけど、今作において「まあ、わかる」のはクズキャラ(山田孝之)のみ。自分大丈夫かと不安にさせられる作品でもあった。みなさんの演技もよくて印象的なシーンは多かったんだけどなあ。
「クライマーズ・ハイ」☆☆★
出会い頭に序盤に出くわしたんでそのまま鑑賞。観たの二回目だけど、けっこう忘れてる箇所多かったし(そういや皆川さん出てた!とか)、演技合戦がアツくて脂っぽくて見応えあるんで最後まで。内容についてコレというものはないんだけど、やっぱ悠木(堤真一)のダブルチェックにこだわる伏線が細くて、最後の決断がなんか軽いかなあ。スクープ報道をクライミングとダブらせて、時々差し込まれる小澤征悦との登山シーンは、ピンとこないものの伝えたいことはわかる。んだけどねえ。
「南極料理人」☆★★
生命感の薄い極限地域で苦労し苦悩し、どっこい俺たち生きている、みたいな話を想像したけど、とんだハラヘリムービーだったよちくしょう。案外のほほんとした日常をホンワカに淡々と流してるだけなんだけど、時間浪費感が無くて、むしろ長尺な作品なのにエンドロールまでじっくり観れた。良かった、というかうまそうだった。生命感のある食事シーンはいいねえ。鈴木先生で河辺役の女の子が出てて時の流れを感じた。
「キツツキと雨」☆☆★
上記「南極〜」と同じく沖田修一監督作品で、テイストもほぼ同じながら、今作は登場人物の変化や成長がわかりやすく描かれてるんだけど、全然押し付けがましくなくて俺的には絶妙のさじ加減だった。鑑賞前は役所&小栗に不安をちょっと感じたんだけど、んなこた無くラストまできっちり楽しめた。いやあ、こんな毒も悪意もない作品ばっかり観てたらダメ人間になっちまいそうで怖いから年に二本ぐらいでいいや、と思った。それはそれで自分大丈夫か、とも思うが。
「鈴木先生」☆☆★
ドラマ(http://28093.diarynote.jp/201205091819074927/)からの劇場版だけど、これはSPドラマとして観るが吉、だねえ。軸は選挙論と犯罪者登場・立てこもりのキャッチーな二本、選挙軸で先生たちをガヤにまわして生徒に画面を使わせてからのいい流れで後半の事件軸、これはドラマシリーズ中の名作、第七話の延長戦だな!ときた先生の見せ所で!ややスベった・・・という。まあ上下に欠けたけどドラマ〜劇場版とセットで楽しめたしね。おまけ気味に☆ふたつ。
「ヘルタースケルター」☆★★
もとより男性的な感覚いっさいお断り的な作品だったコミックを忠実に映像化しちゃったもんだから、俺的にはペラい感じになっちゃってる。蜷川実花の作家性バリバリな映像も、美しいとは思うんだがここまで長尺だと飽きる。でも作品としてはそれで正しいんだろな。☆は無くてもいいぐらいだけどエリカ様のおっぱいに免じてひとつ。
「ワイルド7」☆★★
原作はあの古典コミック(詳しくは知らない)なんで深く考えてもしょーがないんだが、ラスボスはもうちょっと巨悪感が欲しかったかなあ。あとバイクかっこよかったんでもうちょっと映そうぜ。せっかくなんでガンアクションももっと多彩で、全然なかった生身の格闘シーンとかあったらもっと楽しめたと思う。まあ、それじゃ違う映画になっちゃうけど。
「あしたのジョー」☆★★
コミックよりアニメの印象が強く残ってる俺なもんで、やっぱ動きの再現性は気になってしまうのだが、伊勢谷くんが頑張ってるんで力石戦は見入ってしまったし良かったんではないか。ジョーは試合外でのチャラけた感じがちょっと欲しかった。あと山Pは山P以上ではないし、力石戦後の描き方がちょっとアレだったかなあ。まあ切りどころ難しいだろうけどねえ。
キャストがいいゾーンで仕事してる面々なので期待してしまうが、うーむ。俺の神経では納得いかないことが多かった。今作のようにいびつな縁で繋がってしまった人間たちのドラマは多いと思うけど、今作において「まあ、わかる」のはクズキャラ(山田孝之)のみ。自分大丈夫かと不安にさせられる作品でもあった。みなさんの演技もよくて印象的なシーンは多かったんだけどなあ。
「クライマーズ・ハイ」☆☆★
出会い頭に序盤に出くわしたんでそのまま鑑賞。観たの二回目だけど、けっこう忘れてる箇所多かったし(そういや皆川さん出てた!とか)、演技合戦がアツくて脂っぽくて見応えあるんで最後まで。内容についてコレというものはないんだけど、やっぱ悠木(堤真一)のダブルチェックにこだわる伏線が細くて、最後の決断がなんか軽いかなあ。スクープ報道をクライミングとダブらせて、時々差し込まれる小澤征悦との登山シーンは、ピンとこないものの伝えたいことはわかる。んだけどねえ。
「南極料理人」☆★★
生命感の薄い極限地域で苦労し苦悩し、どっこい俺たち生きている、みたいな話を想像したけど、とんだハラヘリムービーだったよちくしょう。案外のほほんとした日常をホンワカに淡々と流してるだけなんだけど、時間浪費感が無くて、むしろ長尺な作品なのにエンドロールまでじっくり観れた。良かった、というかうまそうだった。生命感のある食事シーンはいいねえ。鈴木先生で河辺役の女の子が出てて時の流れを感じた。
「キツツキと雨」☆☆★
上記「南極〜」と同じく沖田修一監督作品で、テイストもほぼ同じながら、今作は登場人物の変化や成長がわかりやすく描かれてるんだけど、全然押し付けがましくなくて俺的には絶妙のさじ加減だった。鑑賞前は役所&小栗に不安をちょっと感じたんだけど、んなこた無くラストまできっちり楽しめた。いやあ、こんな毒も悪意もない作品ばっかり観てたらダメ人間になっちまいそうで怖いから年に二本ぐらいでいいや、と思った。それはそれで自分大丈夫か、とも思うが。
「鈴木先生」☆☆★
ドラマ(http://28093.diarynote.jp/201205091819074927/)からの劇場版だけど、これはSPドラマとして観るが吉、だねえ。軸は選挙論と犯罪者登場・立てこもりのキャッチーな二本、選挙軸で先生たちをガヤにまわして生徒に画面を使わせてからのいい流れで後半の事件軸、これはドラマシリーズ中の名作、第七話の延長戦だな!ときた先生の見せ所で!ややスベった・・・という。まあ上下に欠けたけどドラマ〜劇場版とセットで楽しめたしね。おまけ気味に☆ふたつ。
「ヘルタースケルター」☆★★
もとより男性的な感覚いっさいお断り的な作品だったコミックを忠実に映像化しちゃったもんだから、俺的にはペラい感じになっちゃってる。蜷川実花の作家性バリバリな映像も、美しいとは思うんだがここまで長尺だと飽きる。でも作品としてはそれで正しいんだろな。☆は無くてもいいぐらいだけどエリカ様のおっぱいに免じてひとつ。
「ワイルド7」☆★★
原作はあの古典コミック(詳しくは知らない)なんで深く考えてもしょーがないんだが、ラスボスはもうちょっと巨悪感が欲しかったかなあ。あとバイクかっこよかったんでもうちょっと映そうぜ。せっかくなんでガンアクションももっと多彩で、全然なかった生身の格闘シーンとかあったらもっと楽しめたと思う。まあ、それじゃ違う映画になっちゃうけど。
「あしたのジョー」☆★★
コミックよりアニメの印象が強く残ってる俺なもんで、やっぱ動きの再現性は気になってしまうのだが、伊勢谷くんが頑張ってるんで力石戦は見入ってしまったし良かったんではないか。ジョーは試合外でのチャラけた感じがちょっと欲しかった。あと山Pは山P以上ではないし、力石戦後の描き方がちょっとアレだったかなあ。まあ切りどころ難しいだろうけどねえ。
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