キタコレは「WALL・E」。

ドジでおマヌケだが大逆転をやらかすタイプと約束された「のび太フォルム」のウォーリー。700年間、地球上でたった一人、孤独に黙々と働き続けている。そこに綾波レイがやって来るという大事件から、そのドタバタの中で、最初は触るもの皆傷つける冷徹な女だったレイが、その奥底に潜む母性本能にピンポイント攻撃をくらったかのように徐々に心を開いてゆく・・・という。あれ?
 
 
冒頭から♪Don’t Worry, Be Happyとか♪La Vie en Roseとか皮肉にも旧き良き時代の希望あふれるBGMを挿みながら対照的に荒廃した地球上で、仕事中に宝物を見つけては家まで持って帰ってジャンル分けに悩んだりする様、んでセルフクレイドルってとこまで「間」が一切なく人間らしいってか、もう人間としか・・・なシーンでグッときまくり。丁寧な描写がそうさせるのか、こんな俺にも父性ってものがあるからか、それともソレがリアルでないからなのか、そもそも俺が子供だからかはわからんが、のび太いやウォーリーの孤独感を表現するパートでもうウルッとくるぐらい引き込まれた。

そして大事件後は、無理目な彼女に一途なあまり、後先考えずノルかソルかで宇宙まで追っかけちまったりの命がけ大勝負で案外男気見せてくれたり、というなんぼ天然やゆうても程がある展開もありつつ、ダダダッと。短かめの作品ってこともあって詰め込み感は多少あるが引き込まれたまま終われたうえに、エンディングにも楽しめて満腹。爽快。

お約束の域を出ずにキレイにまとまってたのも、少し冷静になると突っ込みどころが結構思い返されるのも、まあ良しでしょ。もう冒頭でキマってた感じ。いやあ「ロボが心を持つ系」は実写ではイマイチな俺だったが、割とイケるようになったのかもしれないな。

あと印象的だったのは、やっぱ怒れるレレレのおじさん、M-Oかな。クリンクリンクリ〜ン
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↑ブラシ付きで、ほんまに掃除できるらしい・・・
 

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